お知らせ

新年ご挨拶 代表取締役 山田 淳

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

旧年中は格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。

皆様におかれましては未曽有の災禍とはいえ、一致団結してこの難局に立ち向かわれていることと存じます。

さて昨年は大変な一年となりました。一昨年十二月上旬に中国・武漢で発生し、世界中へと感染が広がった新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」に日本のみならず世界中で猛威を奮いました。昨年一月の段階では新たなウイルスということで影響力がどれほど強まるのかも不透明な感覚で、私自身も皆様に於かれましてもこれほどまでの影響力をもたらすことになるとは想像もされなかったと思います。国内では二月上旬の横浜港へ到着したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」にて大規模な集団感染が発症し、大きく認知されることとなりました。この新型コロナウイルスについて様々な見解が講じられております。私は専門家ではないので、細かいことは分かりませんが、何よりも怖くて厄介なのは自覚症状が無いが陽性患者が多くいるということではないでしょうか。

さて、私どもに於いても昨年より資材の調達で大変な苦労が続いております。マスクから始まり手洗い石けん、消毒用アルコール類、使い捨て手袋、不織布が使われている防護服などの多くの製品が長期欠品しかり納期遅れなどでお取引様へご迷惑をお掛けしております。しかしながらコロナ過の中で新たな需要も発見された一年に思いました。例えばマスクですが、アベノマスクのようなガーゼ製の洗い替えが出来るマスクや手作りのおしゃれなマスクなどはコロナ禍でなければ需要もさほどなかったように思います。衛生面においては使い捨てが良いと言う声も多くあるでしょうが、少なからずゴミの排出軽減には良いことではないかと思います。また殺菌剤や除菌剤についても多く関心が寄せられました。アルコールが不足している最中、二酸化塩素・オゾン・次亜塩素酸水・次亜塩素酸ナトリウム・一部の界面活性剤など新型コロナウイルスにより自然と様々な製品と触れ合い、知識を深めていくことが出来ました。日本においてはアルコール神話という表現が正解かどうか分かりませんが、手指だけではなく接触表面の除菌についてもアルコールが多く使用されています。しかし、素材への影響・安全性、対応できないウイルスなどもありますので適材適所でご使用をなされてください。また昨年十一月より大型量販店や通販では例年以上に加湿器が多く販売されています。WHOでは空気感染の可能性も指摘しており、空間除菌も非常に有効となりますのでおすすめです。

話は変わりますが、コロナ禍の状況下で「テレワーク」や「オンライン商談」などという形式で働き方の変化で、人と人が直に接触する機会が減ってきております。コロナウイルス感染リスクの予防という観点から生活様式が大きく変わっている中で致し方ない部分はありますが、個人的にはなかなか慣れない部分が多くあるのが正直な感想といったところです。その場の雰囲気や空気感などは画面の中から伝わりにくい感覚があるからかもしれませんし、感性を磨く貴重な場が減っていくことに幾分かの寂しさがあるからかもしれません。

装栄の経営方針の中の一つに「現場主義」という言葉がございます。この言葉の意味や捉え方は人それぞれかもしれませんが、私はお困りごとや悩みを解決できるヒントはやはり現場でしか見つからないことも多くあると思っております。

最後となりますが、創意工夫を行いながら最大限の感染リスク予防を常に意識し、本年も皆様に寄り添った形で社員一同邁進してまいりますので、ご指導並びにご支援をくださいますようお願い申し上げます。

新型コロナウイルスの終息がなかなか見込めない中、一日でも早い終息と皆様のご多幸とご健勝をお祈り致しましてご挨拶とさせていただきます。

装栄株式会社

代表取締役 山田 淳