お知らせ

新年ご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

皆様におかれましてはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 さて昨年を振り返ると日本国内において大きな出来事がたくさんございました。
二百二年ぶりの生前退位が実施され、昨年五月一日の新天皇ご即位とともに 新元号「令和」が施行されました。昨春から十一月の祝賀御列の儀まで国内はお祝いムードに包まれ、パレード沿道から国民の大きな歓声と笑顔が溢れかえっている様子をニュースで拝見し、改めて「平成」から「令和」へ新しく時代が変わった事が大きく実感で出来たのではないかと思います。

 また昨年は大きな『感動』を生んだ年になり、ラグビーワールドカップでの日本チームの大躍進が記憶に残っているのではないでしょうか?
2015年にスポーツ史に残る番狂わせと言われた対南アフリカ戦「ブライトンの奇跡」から4年が経過し、日本で初めてラグビーワールドカップが開催されました。チームはベスト8を目標に、240日間の合宿を行い、選手たちが「思い出したくもない」と言わしめるほどのハードな練習を重ねて、一人一人が己を磨き目標を達成した日本代表チームを、一国民として誇りに思っている人も少なくないのでしょうか。また同時に多くの人が心を打たれた出来事がありました。台風19号の影響により釜石市で予定されていたナミビア対カナダが中止になり、その両チームが日本でのボランティアを提案し多くの人を助けたという心温まる記事を目にして大変嬉しく思った事を思い出します。

 さて話は変わりますが、昨年弊社に於いては先代の意思を引き継ぎ、お取引様や仕入れ先様を中心に、多くの方々に支えて頂きながら事業承継の準備を行いました。私が中心となり社員一丸となって新たな船出を迎えておりますが、昨今の国内中小企業に於いてこの事業承継問題が新聞やネットなど、また様々な所でセミナーなど開催されるほど大きな社会問題となっております。日本では、全事業者数の99.7%が中小企業と言われ、2025年に70歳以上となる中小企業経営者は245万人にのぼると予測され、後継者難・廃業に至った場合GDP22兆円喪失の恐れを懸念されております。

 現在ビルメンテナンス全般に関わる事業全体の市場規模は約4兆円と言われ、まだ僅かながらではありますが伸びている市場と言われております。他の業界と比べまだまだ歴史は浅く、現在は初代あるいは2代目の企業様が多いのではないかと思いますが、次世代、またその先の世代にこの業界の魅力や社会に対する存在価値を継承し、一緒に歩んでいければと切に願っております。

 この魅力ある市場へ現在異業種であったソフトバンクやパナソニックといった超大手メーカーが業務用自動床清掃ロボットを引き連れ参入してきております。業界全般の懸案事項である人材の不足解消をAI搭載ロボットで補うという図式ではありますが、現在のところまだまだ導入に至る現場が少なく、今後の動向が気になるところです。

 今年は子年という事で新しい運気のサイクルだと言われております。株式市場においても「子年は繁栄」という格言があり、株価が上昇する傾向にあるようです。巡り合せかどうかは分かりませんが、今年は東京オリンピック・パラリンピックによる経済効果も考えるとあながち間違いではなさそうです。

 今年も弊社としては昨年と同様にお客様に寄り添い、必要とされる会社でありたいと思っております。そのために一人一人が常に目標を持ち続け、自分が昨年以上に高いパフォーマンスを提供できているかどうか、社内社外問わず挨拶や立ち振る舞いがしっかりと出来ているのか、自分本位で仕事を進めていないのかなど各々が「考える」という事の必要性を感じております。これは感情を持っている人間だからこそであって、人工知能では難しい部分かもしれません。

 さあ新しいチャレンジの年の始まりです。

 let just do it(やるっきゃない!)

皆様の益々のご繁栄をお祈り申し上げますとともに本年も倍旧のお引き立てのほどひとえにお願い申し上げご挨拶に代えさせて頂きたいと思います。

 

装栄株式会社
代表取締役 山田 淳