お知らせ

新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。
皆様には、健やかに新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、世間的には好景気が続いているといわれる経済情勢の中、ビルメンテナンス業界の現状はいかがでしょうか。慢性的な人手不足から1人当たりの業務負担増加や、運送費等の値上げによる商品単価の変動等、ますます厳しさを増す状況が今年も続くのではないかと思われます。しかし、そのような現状において、最近ではAI搭載型の自動床洗浄機が登場し、各社様におかれては業務内容を見直し無駄をなくす等の取り組みをされている事と思います。無駄を無くすといえば、現場で使用している機械類のコードレス化も選択肢の一つではないでしょうか。これは産業界でリチウムイオンバッテリーの小型化と高性能化が急速に進み、出力と持続時間及びコストのバランスがとれ実用レベルに達したことも一因かと思います。
そのような改善、変化を求められる時代となり、様々な変化がこの業界のみならず、世界的にも起こっておりますが、このビルクリーニング業界でも大きく変わったことがあります、そうビルクリーニング技能検定です。従来の単一等級から複数等級への移行が今年度より本格的に始動し、今年初めて新検定を受験される方も大勢いらっしゃるかと思います。弊社でも大阪本社に複数等級別検定資機材を備えた会場を用意し、受験されるお客様にご利用いただいております。とくに一級 課題2の「バフィングパッド方式による繊維系床部分洗浄作業」や課題3の「水性塗料壁の壁面洗浄作業」は新たに加わり、練習されている方々も戸惑いながらも一生懸命取り組んでいただいております。真冬だというのに額に汗を浮かべながらポリッシャーを操る姿を見ていると、心の底から「頑張れ!」と応援したくなります。検定会場を開設して10年ぐらい経ちますが、毎年十数名の方々から「お蔭様で合格しました!ありがとうございます!!」と声をいただきます。この瞬間、その方の苦労を間近に見ているだけに心より喜びを感じます。もちろん全員の方が合格される訳ではありませんが、1人でも多くの方が、ビルメンテナンス業務に前向きに取り組んで、この業界に興味を持っていただければと切に願う次第です。

最後になりましたが、新しい年が、素晴らしい一年になりますよう皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

CS推進室 室長 村上賢治